「足底筋膜炎」について

当院には、足に悩まれている多くの方がいらっしゃいます。

その中でも、最近特に多くいらっしゃる「足底筋膜炎」について、本日はお話していきたいと思います。


目次

1.はじめに

2.足底筋膜炎とは?痛む場所は?

3.足底筋膜炎の症状

4.足底筋膜炎は良くなるのか?

5.足底筋膜炎を良くするトレーニング

6.当院の施術方法

7.さいごに


  1. はじめに

先日いらっしゃった方に当院に来院された理由を聞くと、ネットで足底筋膜炎、足裏の痛みで検索した時に、他の治療院と違う説明に共感を得て、一度来院してみようと思われたそうです。

「足底筋膜炎」でいらっしゃる方は数カ月前から突然痛みが出て、一向に痛みが引かない方はとても多いです。
時間がなかったり、我慢していたらそのうち痛みは引くだろうと思われている方々が圧倒的に多いです。しかし我慢した分だけ痛みが引きにくくなるので、治療は早いほうが良いです。足底筋膜炎は歩行などの癖から痛みが出ることが多いため、ほっておくと癖が強くなり、正しい状態に戻りづらくなるからです。痛みがある状態で歩くと、それだけで変な歩き方や姿勢になるので、色々な部分に負担がかかりやすくなります。
少しでも違和感が出たら、早めに来院されることをお勧めします。


2.足底筋膜炎とは?痛む場所は?

足底筋膜炎とは?

足底筋膜炎(そくていきんまくえん)または足底腱膜炎(そくていけんまくえん)とは、足の指の付け根から踵まで、足の裏に膜のように張っている腱組織・足底筋膜に炎症が起き、踵や足の裏に痛みをもたらす疾患。主に30~50歳代以上で発症すると言われていますが、若い世代や高齢者の方もいらっしゃいます。

痛みが誘発しやすい順番と場所を表した図になります

  • の特に内側のところに痛みが多く出ている方が多いですが、②や③のところに痛みが出ている方が多いです。

出典:http://bodywork-center.com/blog/?p=958


 3足底筋膜炎の症状

・動き初めに痛みが出る

足底筋膜炎に多く見られる症状の1つで、動きはじめの一歩目を踏み出した時に足の裏に痛みが走ります。 特に、朝起き上がって一歩目を踏み出した時や、座りっぱなしの状態から立ち上がって動き始める時などに痛みを感じやすくなります。

・歩いたり走ったりジャンプをしたりしたときに出る

足の裏に負担がかかると痛くなるというのも足底筋膜炎で起こりやすい症状の1つです。歩いたり、走ったりジャンプをしたり強い衝撃が踵にかかるので、痛みが起こります。

本来ですと足の裏のアーチ(土踏まず)が正常に働けば、衝撃を吸収してくれますが、足底筋膜炎になる方は、アーチが正常に働いていない方が多いいです。

・長時間の立ちっぱなしで出る

長時間立ちっぱなしの方でも出る方がいます。

・踵を押すと痛みが出る

腫れているところを触られるだけで、飛び上がるほどの痛みが出る方もいます。


4.足底筋膜炎は良くなるのか?

どうしたら足底筋膜炎は良くなるのか?という所を簡単にお話ししておきたいと思います。
この記事を読まれている方は、足底筋膜炎が本当に改善するのか?痛みがぶり返さないか?が気になると思います。

他に通ったが改善されなかった、もしくは戻ってしまった

どこへ行って何をして良いか分からない

痛みのせいで歩き方がおかしくなっている

仕事が忙しく時間がなく通えない

足底筋膜炎はそもそも痛みが変わらないんじゃないかと思っていた

上記のように、他の場所で通ったけど変わらなかったとか
自分で動画などを見て色々トレーニングしたけど
変わらなかったという人など様々な不安や疑問もあると思います。

足底筋膜炎に関しては、中には改善が難しい人もいますが、
8割以上の方の改善は可能だと言えます。
それはもしかしたらポイントが間違っているのかもしれません。
足底筋膜炎の人の一番の原因であり、ポイントは?と聞かれたら!それは「姿勢」です。

後は「腹筋とお尻と足の筋力の正しい使い方ができない」です。

改善しない人、戻る人はこの2つのポイントがずれているからと言う事が考えられます。
足底筋膜炎はたんに足の裏の炎症だと思われる方が多いですが、
そのほとんどは筋肉のバランスの問題です。

以下の図の筋肉がおかしくなれば、足底に負担がかかります。

足の裏とすねの筋肉の繋がりの画像です。このように足の裏には、すねから筋肉が繋がっています。

例えば、すねやふくらはぎが硬くなっている方は、すねやふくらはぎが足裏の筋肉の硬さに影響を与えていて、痛みを起こしているケースがあります。

出典:スポーツ障害

猫背の姿勢の方は足底筋膜炎になりやすい筋肉の使い方になってしまいます。このような姿勢だと非常に踵に負担がかかります。
簡単に言えば、正しい姿勢と癖のない歩行ができれば、足底筋膜炎にならないということです。


5.「足底筋膜炎」を良くするトレーニング

「足底筋膜炎」を良くしていくためには、正しい姿勢で大切な基本が骨盤のゆがみをなくし、骨盤を正しい位置で固定できるようになることが大切です。そのために自宅でできる骨盤を固定できるようになるトレーニングをお教えします。いろいろなやり方がありますが、一番の基本となるやり方を紹介します。

骨盤を固定するために腹筋の使い方を覚え鍛える運動を「ドローイン」と言います。

腹式呼吸が「ドローイン」の基本となります。そして、リラックスして行なう事がとても重要です。

 

1.お腹に空気を溜め込むイメージで息を大きく吸う

姿勢は常にまっすぐをイメージして吸い、肩を上げないようにする。体前全身をリラックスし、正しい姿勢を保つ事がポイントです。鼻から息を吸うとリラックスして複式呼吸ができます。

2.限界まで吸った後、息を止めて酸素を体内に巡らせる

この時、5秒おなかを膨らませます。

3.膨らませたお腹が凹むように、お腹から息を吐き出していく

この時、気の集まる場所とされている「丹田」(おへその5cm下)を意識して凹ませることで、より効果を高められます。または自分が弱い腹筋部分に手を当て、意識すると弱い部分を鍛えることができます。

4.空気を完全に吐き出したら、マックス凹ませた状態で10秒キープ

この時は、マックス凹ませたお腹をキープしながら胸で呼吸をします。我慢できる方は呼吸を止めると、おなかの圧が抜けません。

5.その後、またゆっくりと息を吸っていく

これが基本的な「ドローイン」のやり方です。この動作を5回繰り返し、1日3~5セット行います。

続いて足自体の負担をケアーする方法です。

タオルギャザーです。

 

 

 

 

 

タオルギャザーは負担の少ない代わりに、効果が出るまでに時間がかかります、私の経験上1~3か月継続すると効果が著名に現れます、地味な体操で毎日するのを忘れる方が多いですが、足底筋膜炎にとても有効な体操です。

やり方は上の写真のように、椅子に座ってタオルを床にひき、足の指だけで何度もタオルを引っ張る運動です。

1日10回くらいすると効果的です。

タオルギャザーの目的(効果)は以下などが挙げられます。

  • 足底感覚の機能維持・改善(正しく足全体が使えるようになります)
  • 足部筋群の筋力増強(自分が普段使えていない筋肉もつけれます)
  • 足底部全体での協調した運動の連動(足の裏の筋肉を正しく使えるようになります)
    ですので正しい姿勢で、正しい筋肉の使い方をマスターし、きちんと順を踏んで日常を気を付けていけば個人差はありますが、今よりは確実に変化していくと思われます。


・6.当院の施術方法

 当院の施術方法は施術を受けることによって、5つの嬉しいポイントがあります。

  • 疲れにくくなる。
  • 寝ると自然に回復する体になる
  • 症状が出にくくなる
  • 身体全体のバランスが整い、姿勢が良くなる
  • 身体が柔軟になる

 骨盤王国日比谷整体院(併設 日比谷足改善センター)では、あなたのお悩みの根本原因を独自の検査で把握することで、早期根本改善を目指します。

 私たちの施術は、他のマッサージやボキボキ鳴らすような整体ではありません。トントン叩く施術になっています。

 トントンと叩くことによって、血液循環が良くなります。血液循環が良くなると、身体が回復しやすい状態になり、身体が休まりやすい状態を作っていきます。睡眠や脳疲労も改善し、歪みも良くなっていきます。

  • 当整体院の他との違い

根本的な歪みから整えて、戻りにくい状態を作り上げるという所です。そのためにはまず体の循環を上げて歪みの少ない状態にする必要があるのです。そのために検査をして1人1人に合わせた調整の後、ポイントであるお尻のトレーニングとアフターフォローに移ります。

①検査をして体の歪みをチエックする。

②血液循環整体(トントン整体)で歪みを無くし、改善しやすい状態を作る

③アフターケアと姿勢指導


7.さいごに

・当院には足底筋膜炎で、オペしかない、注射を続けても痛みが変わらない方など、たくさんの方が足の裏の痛みに困っています。

結論を言うと局所に原因がないのに、痛いところのその場しのぎでは、日夜歩行をする私たちの足はよくなりません、足底筋膜炎の多くは、姿勢による歩行の悪さが原因で、その結果足の裏に痛みが出ます。

姿勢や歩行によって悪くなったところを見つけ、根本から治さない限り痛みは再発します。なかなかよくならない方は、ご連絡頂きたいと思います。あきらめないでください。