足の指の消えない痛みはモートン神経腫の疑いあり!?

足の指の消えない痛みはモートン神経腫の疑いあり!?

歩いていたら中指や薬指のあたりがピリピリ、ジンジンと痛むと言う方。もしかしたらモートン病かもしれません。中年期の女性に特に現れるモートン病について原因や一般的な施術方など対処法について話していきたいと思いますので最後までお付き合いいただけたら幸いです。

 

モートン病とは

 

あまり聞きなれない病名かもしれません。モートン病はモートン医師によって発見されたためにつけられた名前です。中年以降の女性に多く見られ足の中指と薬指の間に発症することが多い病気です。

歩行時にピリピリやジンジンと言った刺すような痛みや痺れが出ます。安静になると楽になってくることが多く、特定の靴を履くと出ると言う方から裸足でも出ると言う方まで様々です。しかし多くは荷重がかかったり、圧迫などをすると症状が悪化することがほとんどです。

基本的に中指と薬指に出ることが一番多く、人差し指と中指、薬指と小指に出ることもあります。

 

原因

歩きすぎや、ヒールなどを履くことで指の間に負担がかかり神経を圧迫することで発症します。指と指の間に神経種と呼ばれる神経の塊のようなものができてそこに痛みを生じます。また神経種と言っても腫瘍ではない仮性神経種です。

中指と薬指の間は構造上神経が合流して太くなっているので痛みが出やすい場所になります。この場所に深横中足靭帯という隣同士の指を繋ぎとめている靭帯があります。その下に神経が走っているためこの靭帯に負荷がかかり下の神経や神経の塊に圧迫がかかると焼けるような痛みがでるのです。

原因は主に加齢による足の形状の変形やヒールやつま先立ちなどによる、足の前部分に対する過度な荷重が原因だと言われています。以前は欧米に多い症状でしたが最近は日本の生活様式も欧米化してきて増えてきている症状です。

 

一般的な治療法

 

まず診断では足の感覚障害や足の間の腫瘤があるかや、足の内外測からの圧迫テスト(Muderテスト)などにより判断します。また確定診断にレントゲン筋電図検査、MRI、超音波検査などを使う事もあります。

治療方法は神経の圧迫を減らすために足底版を使っての保存療法になります。また炎症を抑えるためのステロイド注射や超音波治療を行う事もあります。

3か月以上経過を見て良くならない場合は神経種を直接切る手術を行う事もありますが、再発したり痺れや痛みが残ることもあります。

 

当店の施術法

モートン病の原因はアーチと言う足の負担を軽減するための柔軟性が無くなった結果、指と指を繫ぐ靭帯(深奥中足靭帯)に圧力がかかり神経を圧迫することで起こります。

ですのでこの弓なりのアーチの回復が重要になってきます。そのためには可動域の少なくなった関節を動かしたり、硬くなって圧迫している筋肉をほぐしたりする必要があります。

足のアーチ

そして一番問題なのがこの痛い場所、つまり痛い方の足が真の原因ではない場合があることです。例えば右足の痛みが左足が悪いことでそれを庇って出ているという事も考えられますし、足関節より上の膝関節や、股関節、骨盤などが原因になっていることもあります。

また体を回復させるための回復力が落ちている事もあります。その回復力を高めるためには全身の循環を上げて悪い所に血液を送ることで早く改善するように導くことができます。このように当店ではまず足だけでなく体全体を見て行きます。そうすることによって効率的に早く症状を緩和することができるようになります。

 

施術法

当店では独自のトントン整体法と言う、軽くトントンと指で叩くことにより振動を深部に送り深い所の血流を改善する方法で施術しています。

バキバキしたり、強く押したりしなくても体に負担なく関節や筋肉を変化させることが可能です。また、良くなってきてもアフターケアや、家での姿勢指導なども行う事により繰り返さない体つくりをしていきます。なかなか改善しない痛みや手術はしたくないと言う方はぜひ一度お試しいただけたらと思います。

最後に

足が痛むと何をしていても気になって困るものです。指の痛みを感じてなかなか改善が見られない場合は無理せずまずは一度ご相談ください。きっとお役に立てると思います。