当院には、足に悩まれている多くの方がいらっしゃいます。
その中でも、多く悩まれている「O脚」について前回お話しました。本日は「O脚」の次に多い「X脚」についてお話していきたいと思います。
目次
- はじめに
- X脚とは?
- X脚の症状
- X脚はどうしてなるのか?
- X脚はほうっておくとどうなるか?
- X脚を良くするトレーニング
- 当院の施術方法
- さいごに
1.はじめに
ダイエットをしているのに脚の太さは変わらない、太っているわけではないのに足が太い。そういった脚の悩みをお持ちの方。
また、生理痛が重い。骨盤が歪んでいる気がする。疲れやすい(特に下半身)。肩こりや腰痛が慢性化している。股関節痛や膝痛があるといった慢性的な症状をお持ちの方。
その症状、X脚やO脚からきているかもしれません。
ここでは、X脚について話していきますが、まずはO脚とX脚の違いについて話していこうと思います。
2.X脚とは?
X脚とは、別名「外反膝」とも言われ、両膝が内側に彎曲した状態を表します。
左右の膝の内側を揃えた時、左右の膝の内くるぶしが揃わない状態のことを示します。
X脚を判断するには、かかとをこぶし1つ分ほど開けて立ち、つま先を15度くらい外側に開きます。上半身をまっすぐに保ったまま両膝を曲げた時、膝が内側に向くようならX脚の可能性が高いとされています。
O脚とは?
O脚とは、別名「内反膝」とも言われ、両膝が外側に彎曲した状態を表します。
左右の内くるぶしを揃えた時、左右の膝の内側が揃わない状態のことを示します。
足の形一つとってみても、様々なタイプがあります。
この中で、あなたのタイプがどれか見てください。
3.X脚の症状
X脚の症状としては、初期の症状として外見的な症状が主であり、両足を揃えて立った時に膝が内側を向いて足が揃わない、見栄えが気になるなどが挙げられます。
しかし、症状が進行していくと変形が強くなり、膝の外側に痛みが強くでたり、機能障害を及ぼします。つまり、変形が進むと股関節や膝の角度が変わる為、本来の動きが出来ないというふうになります。また、足にむくみや冷えを及ぼす可能性があります。足が疲れやすく、つまずくことがあります。特徴としては、靴の内側がよくすり減ります。
X脚を放置しておくと、起こりやすい「変形性膝関節症」とは?
X脚を放置すると膝関節の内側に負担が増大し、膝関節内の軟骨がすり減りやすくなります。その結果将来的に「変形性膝関節症」を発症するリスクが高まります。「変形性膝関節症」とは、膝にある軟骨というクッションがする減ってしまい痛みを及ぼします。
4.X脚はどうしてなるのか?
当院では、O脚やX脚になった根本原因を独自の検査で把握することで早期発見を目指します。
X脚になってしまう原因ですが、以下のようなことが考えられます。
・姿勢が悪い
・筋力・柔軟性のアンバランス
・関節の緩み
・ビタミンD不足
・遺伝(医学的に証明はされていません)
産まれた時は誰でもO脚ですが、成長とともに脚は必ず一度は真っ直ぐになります。
しかし、その後の生活習慣や動作の癖などにより、大腿骨・脛骨・腓骨間が変形してしまい、やがてX脚やO脚になります。
特にX脚は座り方や普段の癖が強く影響すると言われています。
不自然な座り方や歩き方を長期的に続けてしまうことで、やがて筋力や柔軟性に乱れが生じ、股関節・膝関節・足関節などの関節部分に歪みが出てしまいます。
先程も書きましたが、X脚は普段の座り方や立ち居振る舞いなどの生活習慣が影響している場合が多いです。しかも、その土台は幼少期の頃から始まっていると言われています。
幼少期の頃、つまり身体的に未成熟で筋力が弱く、骨形成が出来ていないときからトンビ座り(女の子座り)や横座り(お姉さん座り)を「正座より楽だから」と日常的に繰り返し行っていると、太ももが内側に捻れてしまうのです。
子供のX脚は早目に矯正することで改善することは可能ですが、成長してしまった大人の骨はなかなか元には戻すことはできません。
長期に渡って股関節が内側に捻れるような座り方を続けてきたことで股関節がルーズ(緩く安定していない状態)になってしまっているので正常な股関節の動きに戻すのは不可能に近い状態と言えます。
骨盤矯正も有効ですが、骨の位置を安定させ股関節が内側にねじれないようにするためには、筋力トレーニングなどの筋肉へのアプローチが必要不可欠です。
また、X脚の原因として内臓疲労や骨盤インナーマッスルも原因であると考えられています。
2つ目は間接的な原因で脚には直接関係ないところが影響して、O脚やX脚になってしまうものがあります。例えば、飲み会などによる内臓疲労や日常の姿勢、体幹のバランスや骨盤のインナーマッスルの使い方なども影響を受けるようになっています。
どんなに脚を調整しても良くならなかったO脚やX脚が、体幹のバランス調整や骨盤インナーマッスルを調整、使えるようになると良くなっていきます。
もし、O脚やX足を根本的に改善する為に直接的な原因である脚の関節の歪みや筋肉調整をすることも大事ですが、内臓疲労や骨盤インナーマッスルの使い方、体幹バランスなどが原因であることが多いです。ただし、どちらの原因も起こりうる可能性が高いので、独自の検査で早期改善のために根本原因を探ります。
どうしたらX脚は良くなるのか?という所を簡単にお話ししておきたいと思います。
この記事を読まれている方は、X脚が本当に改善するのか?もとに戻らないか?が気になると思います。
☑他に通ったが改善されなかった、もしくは戻ってしまった
☑どこへ行って何をして良いか分からない
☑足の形が気になっている
☑仕事が忙しく時間がなく通えない
☑X脚はそもそも変わらないんじゃないかと思っていた
上記のように、他の場所で通ったけど変わらなかったとか
自分で動画などを見て色々トレーニングしたけど
変わらなかったという人など様々な不安や疑問もあると思います。
X脚に関しては、中には改善が難しい人もいますが、
8割以上の方の改善は可能だと言えます。
それはもしかしたらポイントが間違っているのかもしれません。
X脚の人の一番の原因であり、ポイントは?と聞かれたら
「姿勢」です。
後は
「腹筋とお尻と足の筋力の正しい使い方ができない」です。
改善しない人、戻る人はこの2つのポイントがずれているからと言う事が考えられます。
O脚はたんに足の形が悪いと思われる方が多いですが、
そのほとんどは筋肉のバランスの問題です。
特に膝を伸ばす筋肉や内もも、お尻の横の筋肉を鍛えれば、膝が左右にぶれにくくなるため、X脚の改善に繋がります。
猫背の姿勢の方はX脚になりやすい筋肉の使い方になってしまいます。このような姿勢だと非常に足に負担がかかります。
簡単に言えば、正しい姿勢と癖のない歩行ができれば、X脚にならないということです。
5.X脚はほうっておくとどうなるか?
X脚はO脚よりも膝関節への圧迫が強いので、年齢を重ねると共に膝・股関節に痛みなどの症状を引き起こします。
X脚の特徴となる「外反膝(がいはんしつ)」になることで膝蓋骨が外側へずれようとする力が働くので、「膝蓋大腿骨不安定症(しつがいだいたいこつふあんていしょう)」や「膝蓋軟骨軟化症(しつがいなんこつなんかしょう)」、ランニング障害の一つでもある「鵞足炎(がそくえん)」になってしまうこともあります。
また、X脚の歪みが強い人は将来的に変形性の「膝関節症(しつかんせつしょう)」や「股関節症(こかんせつしょう)」になりやすく、また足の親指に必要以上に体重がかかりやすいために「足底筋膜炎(そくていきんまくえん)」や「外反拇趾(がいはんぼし)」に発展してしまう恐れもあります。
6.「X脚」を良くするトレーニング
「X脚」を良くしていくためには、正しい姿勢で座ることによって骨盤の位置を整え、膝が内側に向きやすくなるようにします。ようになるトレーニングをお教えします。いろいろなやり方がありますが、一番の基本となる座り方を紹介します。
X脚を治すための正しい座り方
①椅子に深く腰掛けます。
②お尻の位置を中央に持ってきて、偏りがないように座ります
③踵は床に着けます。
④両膝を付け、骨盤を立てるイメージで姿勢よく座りましょう。
この4点をしっかり意識して行うと、骨盤の位置が正しくなり膝が内側に
いきやすい姿勢が身についていきます。
床に座る場合、正座やあぐらで座ると骨盤を立てたままキープすることが出来ます。
骨盤を固定するために腹筋の使い方を覚え鍛える運動を「ドローイン」と言います。
腹式呼吸が「ドローイン」の基本となります。
そして、リラックスして行なう事がとても重要です。
1.お腹に空気を溜め込むイメージで息を大きく吸う
姿勢は常にまっすぐをイメージして吸い、肩を上げないようにする。体前全身をリラックスし、正しい姿勢を保つ事がポイントです。鼻から息を吸うとリラックスして複式呼吸ができます。
2.限界まで吸った後、息を止めて酸素を体内に巡らせる
この時、5秒おなかを膨らませます。
3.膨らませたお腹が凹むように、お腹から息を吐き出していく
この時、気の集まる場所とされている「丹田」(おへその5cm下)を意識して凹ませることで、より効果を高められます。または自分が弱い腹筋部分に手を当て、意識すると弱い部分を鍛えることができます。
4.空気を完全に吐き出したら、マックス凹ませた状態で10秒キープ
この時は、マックス凹ませたお腹をキープしながら胸で呼吸をします。我慢できる方は呼吸を止めると、おなかの圧が抜けません。
5.その後、またゆっくりと息を吸っていく
これが基本的な「ドローイン」のやり方です。この動作を5回繰り返し、1日3~5セット行います。
続いて内ももと膝を伸ばす筋肉を鍛える方法です。
ボールやクッションといった厚みのある柔らかいものを両膝で挟みながらのスクワットです。内ももの筋肉を働かせながら、同時に膝を伸ばす筋肉も鍛えられます。
この運動は効果が出るまでに時間がかかります、私の経験上1~3か月継続すると効果が著名に現れます、地味な体操で毎日するのを忘れる方が多いですが、内ももの筋肉にとても有効な体操です。
1日10回くらいすると効果的です。
この運動の目的(効果)は以下などが挙げられます。
- 内ももや膝を伸ばす筋肉の機能維持・改善(正しく足全体が使えるようになります)
- 内ももや膝を伸ばす筋肉の筋力増強(自分が普段使えていない筋肉もつけれます)
- 骨盤や太ももの協調した運動の連動(足の筋肉を正しく使えるようになります)
ですので正しい姿勢で、正しい筋肉の使い方をマスターし、きちんと順を踏んで日常を気を付けていけば個人差はありますが、今よりは確実に変化していくと思われます。
7.当院の施術方法
当院の施術方法は施術を受けることによって、5つの嬉しいポイントがあります。
①疲れにくくなる。
②寝ると自然に回復する体になる
③症状が出にくくなる
④身体全体のバランスが整い、姿勢が良くなる
⑤身体が柔軟になる
骨盤王国日比谷整体院(併設 日比谷足改善センター)では、あなたのお悩みの根本原因を独自の検査で把握することで、早期根本改善を目指します。
私たちの施術は、他のマッサージやボキボキ鳴らすような整体ではありません。トントン叩く施術になっています。
トントンと叩くことによって、血液循環が良くなります。血液循環が良くなると、身体が回復しやすい状態になり、身体が休まりやすい状態を作っていきます。睡眠や脳疲労も改善し、歪みも良くなっていきます。
- 当整体院の他との違い
根本的な歪みから整えて、戻りにくい状態を作り上げるという所です。そのためにはまず体の循環を上げて歪みの少ない状態にする必要があるのです。そのために検査をして1人1人に合わせた調整の後、ポイントであるお尻のトレーニングとアフターフォローに移ります。
①検査をして体の歪みをチエックする。
②血液循環整体(トントン整体)で歪みを無くし、改善しやすい状態を作る
③アフターケアと姿勢指導
8.さいごに
当院にはX脚で、何をしても変わらない、見栄えが気になるなど、たくさんの方が困っています。
結論を言うと局所に原因がないのに、その場しのぎでは、日夜歩行をする私たちの足はよくなりません、X脚の多くは、姿勢や筋肉の使い方が原因で、その結果足の歪みが出ます。
姿勢や筋肉の使い方によって悪くなったところを見つけ、根本から治さない限り痛みは再発します。なかなかよくならない方は、ご連絡頂きたいと思います。あきらめないでください。