変形性膝関節症とは膝関節の軟骨が変性(軟化や亀裂)し、水が関節内に溜まったり、歩行時に痛みが出たりする病気です。変性が進むと、軟骨のすり減りや骨隆起(骨棘)が形成され炎症を起こすことがあります。また、炎症によって滑膜から多量の関節液が分泌され関節内に水が溜まる。こうして悪循環が起こり、変形性膝関節症が進行します。
40歳以上の5人に1人が罹ると言われています。女性に多く、発症率は男性の2~3倍に上ります。その原因は明確ではありませんが、加齢、体重の増加、O脚、重い荷物を持つ労働などが関与することが多いと言われています。