10人に1人は下肢静脈瘤?下肢静脈瘤の原因と対処方法

10人に1人は下肢静脈瘤?下肢静脈瘤の原因と対処方法

40歳以上の女性に多いと言われている「下肢静脈瘤」ですが、20代、30代の方でも発症する可能性はあります。出産を経験した成人女性に関しては、2人に1人が発症していると言われておりますが、今現在、あなたの足はどうでしょうか?血管が浮き出てきたりしていませんか?

もし、浮き出てきていない場合でも「足がむくむだるい」は「下肢静脈瘤」の発症のサインかもしれませんよ?

足のむくみ・ダルさでしたり、すでに下肢静脈瘤になってしまっているという方もそうなってしまった原因を根本からしっかりと施術をしていくことで和らいできますのでご安心ください。今回はそんな下肢静脈瘤の原因やその解決方法をお話しますので、現在お困りの方、最後までぜひ、お読みください。

 

下肢静脈瘤とは?

正常な足の静脈では、血液が重力に逆らって心臓の方へ戻っていきますが、静脈内にある逆流を防止する弁の機能が障害され、血液が逆流して下の方へ戻り血液が必要以上に溜まり拡張した静脈が太く浮き出てコブのように膨らむ症状です。

また、発症すると血行が悪くなり、足のだるさを慢性的に感じたり、むくみ、こむら返りを起こしやすくなります。

その他にもかゆみ、痛み、皮膚炎などの症状もあります。重症化すると潰瘍を発症することもありますので注意が必要です。とはいえ良性の病気ですので、急に悪化したり、命にかかわるようなことはないですのでご安心ください。

 

下肢静脈瘤の種類と特徴

下肢静脈瘤は太さや場所によって4種類に分けられます。

伏在静脈瘤
足の表面にある静脈のうち足の付け根と膝の裏で深部静脈に合流する太い静脈「伏在静脈」の弁が壊れて血液が逆流し、ふくらはぎ周囲、膝周囲、太もも内側などにコブのように血管が拡張した状態を伏在静脈瘤と言います。

多くの場合が膝から下の部分にかけて血管が浮き上がり、ボコボコと直径0.5~3cm程度の血管のコブができるのが特徴です。症状は見た目の不快感、足がむくむ、だるい、つる、かゆい、痛いなどです。

側枝静脈瘤
伏在静脈の枝分かれした静脈にある逆流弁が部分的に壊れてしまい、血液がたまり拡張したもの。主に膝から下の部分に見られ孤立性のことが多いです。伏在静脈瘤より少し細いのが特徴です。症状は伏在静脈瘤とほとんど同じです。

 

 

網目状静脈瘤
直径2~3mmの血管が皮膚直下で網目状に広がって見えるもの。よく見られる場所は、太もも外側から裏側、膝裏で鮮明な青色という特徴があります。むくみ・痛みがともなうこともあります。

クモの巣状静脈瘤
直径0.1~1.0mmという細い血管が皮膚直下でクモの巣状に拡張したもの。盛り上がりがなく、赤紫色という特徴があります。実際にはコブがないので静脈瘤ではないですが、静脈瘤として分類されております。正確には毛細血管拡張症といいます。このタイプの静脈瘤で悩んでいる方が多いと思います。

 

下肢動脈瘤の一般的な治療方法

・硬化療法
足の静脈瘤に薬を注射して固め、血管を閉塞させる治療法。塞がれた血管は細くなり半年ぐらいで身体に吸収されます。その際、血液は別の静脈を通って流れるので血液が障害されることはありません。

注意点としては、ごくまれにアレルギー反応が起きたり、色素沈着を起こすことがあります(数日から数か月で軽減します)。

・ストリッピング手術(伏在静脈抜去術)
弁の壊れた伏在静脈を取り除く手術のこと。鼠径部と下腿部を切開し壊れた伏在静脈の中にワイヤーを通して血管を引き抜く方法で100年前から行われている歴史のある手法です。
注意点として抜去した部分の皮下出血、神経障害などの体への負担があります。

・血管内灼熱治療
逆流のある伏在静脈の中にカテーテルを入れて内側からレーザーや高周波で焼いて塞ぐ手術のこと。塞いで血液の流れなくなった静脈は半年ぐらいで身体に吸収されてなくなります。入院することなく日帰りで治療することが可能。レーザー、高周波どちらの手術方法でも保険適応されているのが特徴。

・血管内塞栓術
逆流のある伏在静脈の中にカテーテルを入れて瞬間接着剤を注入し血管を塞ぐ手術。瞬間接着剤により閉塞した血管は身体に吸収されなくなります。熱によるダメージがなく、やけど、周辺組織への影響や痛みが少ないのが特徴。

・圧迫療法
伸縮性に優れた医療用弾性ストッキングを着用することで、静脈うっ滞改善やむくみ、ダルさを緩和させる治療法。足全体を圧迫することで溜まった血液を押し上げたりしますが、他の方法と違い根本的な治療にはなりません。術後の再発防止や軽症例の進行を予防するため方法として用いられることが多い。

 

品川足改善センターでの施術方法

当店では、下肢静脈瘤に対して、局所の足のみ施術するということはしません。理由は、そうなってしまった原因が足以外の場所にもあると考えるからです。例えば、ふくらはぎのむくみのせいで下肢動脈瘤になっているとして、そのむくみを取ろうとふくらはぎをほぐしたり、着圧ソックスで圧迫して循環をよくします。

しかし、むくみの原因が骨盤の状態や自律神経の乱れなどふくらはぎ以外のところにあったら、その状態をしっかり整えていかないとまた同じようにむくんでしまいます。

そのため当店では、まず初めにみなさんの体の状態を把握するために、全体的に検査を行い、施術に入ります。根本的な原因がわかり、適切な施術を行うことで、体全体のバランスが取れるようになり、血液循環も良くなっていきます。そうすることで、下肢静脈瘤の原因である足のむくみ、だるさ、痛みなども緩和していきます。

最後に

20歳以上の方で約10人に1人と意外と多い病気となっており、特に女性は見た目の面でも気にされている方が多いと思います。そんな下肢静脈瘤どこに相談したらいいのだろう?って思われている方!

私たち品川足改善センターでは、そのようなお悩みも全力でサポートさせていただきますので、お一人で悩まずにぜひ、一度品川足改善センターへご相談ください。